2013年07月08日

世界遺産 『富士山』

先日、私は『富士山』が先月の22日にユネスコの世界遺産委員会で富士山が世界文化遺産に登録されたことをNHKのサイトにて知りました。

そこには富士山の世界遺産としての正式な名称は、「富士山・信仰の対象と芸術の源泉」と書かれていました。

世界遺産委員会は「富士山の荘厳な姿は、無数の芸術作品を生み出すきっかけとなり、自然環境との共生を重視する伝統と結びついた」と評価したそうです。

また、ネスコの諮問機関イコモスは、富士山の影響を「日本をはるかに越えて及んでおり、今や国家的意義を広範に越えている」と評価したそうです。

こうした世界的・普遍的な文化価値を理解する鍵は、富士山の「湧水(ゆうすい)」にあるとのことで、
富士山信仰の原点である富士山本宮浅間大社は、9世紀、噴火を繰り返してきた山を鎮めるため、水が豊富に湧き出す地に建てられたのだそうです。

そして、その地で祀るのは、『水の女神』。
富士山への信仰は、水への祈りから始まったものでもあったそうです。

江戸時代、庶民に広まった「※富士講(ふじこう)」の信者たちは、湧水を使って川と池と滝が作られた御師住宅に泊まり、
湧水地である“忍野八海”や“白糸の滝”、湖などの自然の聖地を巡礼したのだそうです。 ※富士山とそこに住まう神への信仰を行うための講社のこと。

信仰を支えた富士の「湧水」。
一年の降水量が20億トンを超える富士山は、麓に沢山の湧水をもち、“水の山”と呼ばれ古くから多くの人々に親しまれてきたのだそうです。

ユネスコの世界遺産委員会で開催国カンボジアの議長が登録決定を知らせる木づちたたくと、会場は大きな拍手に包まれ、
日本の関係者たちははじかれたように一斉に立ち上がり、「祝・富士山世界遺産登録」と書かれた横断幕を掲げ、各国の委員から次々と「おめでとう」と祝福されたそうです。

この日は地元の静岡県、山梨県の人々にとって20年越しの悲願が叶った歴史に残る記念日となり、富士河口湖町では、地元の人たちが、
お祝いのメッセージを付けた風船を富士山にちなんで223個飛ばしたそうです。


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Posted by ワクトン at 20:28│Comments(0)その他
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