2013年07月11日

水道水の安全性について

先日、「東京都水道局」のサイトにて、水道局側が水道水の安全性について利用者側の質問に対する回答をされているページを目にしました。

今日は、その中の一部を紹介したいと思います。


利用者側の質問(以下→Q):塩素による消毒方法は安全なのでしょうか?

水道局側の回答(以下→A):塩素は水道水を消毒するために入れるものです。
病原菌等に対しては消毒効果がありますが、人に対しては影響はありません。
また、WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインによると、塩素のガイドライン値は5mg/Lとされています。
このガイドライン値は、生涯にわたり水を飲んでも人の健康に影響が生じない濃度を表しています。
東京都水道局では、残留塩素濃度を水道法で定められている0.1mg/L以上、
水質管理目標設定項目の目標値である1mg/L以下を蛇口において常に確保できるように管理しています。


Q:水道水には、発ガン性物質の「トリハロメタン」が入っていると聞いたのですが心配ないですか?

A:川などの水には、植物が枯死し、分解したときにできる腐植質や都市排水などの中にある有機物質が含まれています。
  水道水をつくる過程で塩素処理を行うと、これらの物質と塩素が反応してトリハロメタンができます。
  東京都の水道水中に含まれる総トリハロメタンの量は、常に水質基準値(0.1mg/L)以下であり安全性に問題はありません。
  なお、発ガン性物質に対する水質基準は、生涯にわたり水を飲んでも人の健康に影響が生じない水準を基に定められています。

トリハロメタンは含まれているけど、人体に影響のない数値で管理されていので安心してよいということなんですね。


Q:河川や水道水の環境ホルモンが話題になっていますが、水道水は大丈夫ですか。

A:内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)は、生物の体内に取り込まれた場合、本来その生体内で営まれている正常なホルモン作用に影響を与えると考えられている物質です。
  都においては、この問題について、平成10年7月「東京都環境ホルモン取組方針」を策定し、それに基づいて調査を進めています。

現在調査中とのことです・・・。


Q:浄水器の訪問販売が来ました。水道水に“薬品を入れ黄色く変わる”のを見て不安になりました。水道水は大丈夫なのでしょうか?

A:水道水に含まれる塩素と反応する薬品を入れることによって、黄色やピンク色になることを示し、
  水道水に“有害な物質が含まれているような不安感を与えて浄水器を販売する”事例が見られます。
  この反応は水道水が危険であることを示すものではありませんのでご注意ください。

どうやら、浄水器の訪問販売業者の中には嘘の事実を伝えて不安を煽る悪徳業者がいるそうです・・・。


この他にもたくさんの質問に対する回答が載せられており、それぞれが東京都の水道水の安全性をとても分かりやすく説明している内容となっていました。


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Posted by ワクトン at 15:27│Comments(0)その他
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